月度経費精算アプリのご紹介です。こちらも弊社業務にて実際に2年ほど運用しているアプリとなります。
・毎回申請ではなく一定のタイミングで行いたい。(一時保存しておき月末にまとめて申請したい)
・人、月度の単位でデータを管理し月度に紐づけたデータ構造としたい(複数の経費データを持たせる)
・管理者は一覧画面で検索し、蓄積したデータを集計して利活用したい。
上記のような課題・要件に対応した、ローコードでありながらもワンランク上の実用的なアプリとして作成しております。
本アプリでは、Teams上で使いやすいようにレスポンシブレイアウトを採用しております。
また、2022年12月にはモバイル対応機能も追加いたしました。
これらのレイアウト実装を今後アプリを作成される際のご参考用としても活用いただけます。
アプリ概要
システム概要
SharePointリストと同様に通常のM365ライセンス範囲内で利用できる 「DataVerse for Teams」を使用して構築しております。Teams上でアプリ開発が出来、専用のデータベースを利用できます。また、蓄積したデータはその後の分析・改善などに有効活用することが出来ます。
申請および承認はTeamsへのチャット投稿を行い承認フローを進める設計となっております。
ポイント
- ライセンス
- 通常のM365ライセンス範囲で利用できる機能のみで実現(追加ライセンス費用は不要)
- サービス・データソース
- Power Apps/DataVerse for Teams/Power Automate/Teams(チャット)
- データ構造
- 月度単位のデータに経費ごとのデータを複数紐づけ出来る構成、一時保存対応
- 複数カテゴリ・ダイアログ
- 経費データは定期代・交通費・その他経費のカテゴリを用意しダイアログ上で追加・更新
- 承認フロー
- 月末に申請、管理者がそれぞれの通知をTeamsチャネルに投稿し承認フローを行う
- レスポンシブ・モバイル対応
- Teams上利用に合わせたレスポンシブレイアウトでの実装、およびモバイルアプリ対応
技術ブログ
本アプリは技術ブログでも機能概要や設計ポイント、実装ポイントなどをご紹介しております。
こちらでは動画イメージも公開しておりますのであわせてご覧ください。
また、2022年12月に追加したモバイル対応についてはQiitaブログへも掲載しご紹介しております。
こちらは本サイトの技術ブログへも今後投稿予定です。
【ワンランク上のPower Apps 開発】月度経費精算アプリを作成・運用
Qiita:【ワンランク上のPower Apps】 スマホ対応レスポンシブレイアウト